Seventh Heaven

2001年7月15日、この日はとても暑く、午前中の部活で疲れ果てて自宅でぐったりとしていた昼過ぎ。
この日、西武ドームでB’zのLIVE-GYMが行われることは知っていたが、前述の通りチケットは持っていない。

しかし、数日前に東京ドームで行われていた浜崎あゆみのコンサートに行ってきたという部活の同級生の言葉を思い出す…

「ダ〇屋いっぱいおったで！」

そして思い立つ…

「そうだ B’zのLIVE-GYM、行こう。」

こうしてわたし(without a ticket of B’zのLIVE-GYM)は西武ドームへ向けて旅立って行ったのであった…

やがて西武球場前駅に到着し、西武ドームへ向かい歩く途中、さっそくダ〇屋のオッサンに話し掛けられる。
値段交渉をするが島根の田舎から東京に出てきて4か月の少年しょうへい(18)はあいにくそんなスキルはまだ持ち合わせておらず、いきなり自分の上限額を伝えてあっさりとナシがついてしまう。もっと安くてもイケたんちゃうかと思ったが後の祭りである。（アリーナCブロックだったかDブロックだったかのチケットでした）

入場後、思い立ってからここまで夢中で来てしまったため水分をホトンド摂ってもいなければ買って来てもいないことに気づいて、とりあえず売店のカップのメロンソーダを一瞬で飲み干してから席に向かう。（水分全然足リテナイ）

そしてついに始まったわたしの初めてのLIVE-GYM。

オープニングSEにアルバムの1曲目 [I] が流れ、てっきりこのままアルバムと同様に「Seventh Heaven」へと続くかと思いきや、ステージを覆っていた幕が落ち鉄格子のセットが現れると始まった1曲目は意外にも「愛のprisoner」
ステージにメンバーの姿が見えると堪える間もなく涙が溢れてとまらなかった。滝のように泣いた。いつまで泣いていたかはおぼえていない。
（まさか初めて生で聴く稲葉さんの声が「I hate you, hate you」になろうとは思わなかったが…）

5曲目の前くらいには少し落ち着きを取り戻しかけていたが、ここで大好きな曲だったがこのツアーで演奏されるとは微塵も期待していなかった「さよならなんかは言わせない」が始まり再び滝のように泣く。
初めて来たわたしのためにここまでしてくれるとは…と思ったが、過去にVHSで発売されていた4作品が特典映像を加えてDVD化されて、この年にシングル「ultra soul」と同日に発売になっていたので、そのプロモーション的にその特典映像に収録されていた楽曲が演奏されたのではないかという説が濃厚です。

後はもうとにかく無我夢中だった。

感動と快楽が渦巻く、ここはまさに“Seventh Heaven”

アルバム自体はハードな曲が多かったけど、このツアーのセットリストはそのアルバム曲に加えて、大好きな「さよならなんかは言わせない」あり、最新シングル「ultra soul」あり、未発売の新曲「GOLD」あり、「恋心」も踊れ、「裸足の女神」で〆るという、なかなかイイ感じにまとめられており、またMCも個人的にツボだったし、初めて参加するLIVE-GYMとしてもとてもよいものだったと思う。
初めて聴いた稲葉さんの生声が「I hate you, hate you」だったことをのぞいては…（大事なことなので2回）

終演後、元から水分が足りていなかった上に多量の落涙および発汗でめちゃくちゃ喉が渇いていたので最寄コンビニに駆け込みアクエリアスの2リットルのボトルを買った。でもやっぱりそこまではいらなかった。

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